(048) 自分の過去と決別する

人はだれでも多くの過去を背負っている。誰でも知っている徳川家康の遺訓「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し・・・」* とはよく言ったものだ。
過去の中には思い出して楽しくなるものもあるだろうが、逆に思い出すと暗い気持ちのなる過去や怒りがこみ上げてくる過去、自分の至らなさに後悔する過去、など様々であろう。

また人は、自分の過去を体中に溜め込んで今の生活を送っている。そのため、時にはその過去に強く引きずられため、気持ちがネガティブになり、なかなか前へ進むことが出来ない。
これでは自分が変化することなど思いの外である。新しいことに挑戦しようとしても、真から気持ちを入れて取り組むことが出来ない。

それではと、過去を忘れようと思っても絶対に忘れることは不可能である。過去は永久に消えることはない。
『過去と決別する』
過去に経験した色々な状態を消去することは不可能だし、また心のなかに延々と残っている過去の感情はそのままに置いておきながら、過去と決別する気持ちをはっきりと意識することが肝心であろうと思う。
今の自分、今の環境「今」に執念深くこだわり、その上でこの先の自分を見つめながら、少しずつ切り開いて行くことではなかろうか。

舟遊びの人々の昼食

ルノワール(1841年 – 1919年) 「舟遊びの人々の昼食」

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